4回目のフルマラソン、完走。
いやー先々週は名古屋〜大阪出張、からの先週末は鳥取帰省、からの今週末は、富士山マラソン。
大会への参加は8回目、フルマラソンは4回目の参加でした。
去年、もものうら事件により大幅に調整が遅れてかなりタイムが遅かったことを受け、実は今年は冬もかなり走り込み、順調に体が出来ていたはずでした。
現に、10月体育の日の20kmタイムは最速で、万全で臨めるはずでした。
しかし、10月後半に、3kmくらいで右膝裏の筋が猛烈に痛くなり、走れなくなるという症状が発生。
腸脛靭帯炎。原因はオーバーワークと体重増加、でした。
初となるインターバルトレーニングをやったことが裏目に出たと思われます。
そこから、全く思うように走れませんでした。
そして、実は先週鳥取で少し喉が痛くなり、先週は軽い風邪をひいていました。口内炎が2つもできました。
満身創痍とはまさにこのこと。
もう、今年はあきらめようかと何度も思いました。
しかし、今年の4月から一緒に働き始めた部署の後輩の全員が、今回のマラソンに参加するという、奇跡的な事態に。もちろん強制はしてないよ笑
決して走る習慣があったとはいえないメンバーだけど少しずつ調整しているという後輩と走りたい、それだけが今回の僕を、参加に導いた大きな原動力でした。
先々週に腸脛靭帯炎の症状もおさまり、先週の鳥取調整で、なんとか20kmは走れる体にもってくることができました。
と同時に、この2年、ベストな調整ができなくなってしまった体にショックを受け、今年で引退かなと、思ったりもしていました。
そして、今日。
最初5kmは順調すぎるくらいの出だし、むしろオーバーペースでゆるめました。
しかし、8km時点でトイレの衝動にかられ戦線を一時離脱。ただ、このおかげで、少し本来のペースに戻りました。
18km時点で、後輩たちと遭遇。3kmくらいを一緒に走り、前に進みました。
そこからは自分の本来のペースで、しかも右膝もしっかり動き、このままいける!そう思っていました。
しかしそうは問屋が卸さない。
30km時点で、ストレッチをしたら、腹筋が痙攣、さらに右膝裏も不穏な痛み、さらに順調な左膝がガクガクと、さらにさらに両足太ももも硬直はじめました。
これは止まったら、もう動けない。
そう思い、ゆっくりながらも走り続けました。
そこからは本当に辛い時間でした。
目をつぶり、自分の足取りを感じて、一歩一歩確かめながら、痛みと向き合う。
34km時点で携帯の電池も切れて、無音のまま突入。
残り5kmがさらに地獄でした。
もうすぐ終わる、そう思うだけで体が動かなくなり、どんどんペースは低下。早歩きみたいな状態になっていました。
しかし、ラスト1kmのところで、先輩や後輩たちが応援してくれました。
その姿を見たとき、あまりの嬉しさに泣いてしまいました。
ゴール地点では奥様の姿も見えて、
戻ってきた実感を噛みしめました。
そして、完走!
タイムは過去最低、だけど、この痛みと向き合い、乗り越えたことはタイム以上に大きな財産になりました。
部署の後輩も1人は途中リタイア、でしたが他は全員完走!
感動しました。
これがあるから、やめられないのでしょうか。
一番辛いレースだったはずなのに、今は感激でいっぱいです。
とりあえず、当分は棒人間みたいな動きですが、リハビリします笑